聴覚情報処理障害の特徴


 子供のころに、聴覚情報処理障害に気が付くことはほとんどないかもしれません。思春期以降に、あるいは、かなり年をとってから、周囲の人の話し声が聞きづらいことに気が付きます。多くは、仕事場で回りの人から口で言われたことがよくわからなくて、仕事に支障をきたしてから認識することが多いようです。「さっき、言ったのになんで言うとおりにしないんだ?」とか「俺の話をちゃんと聞いているのか?」などのように、言葉が伝わらない(理解できない)ことで、職場の人とトラブルになります。「あいつはできない。」「あいつは人の話を無視する。」というように、仕事ができないと評価されて、より怒られて、自信を無くしてしまっていることも多いようです。自分がバカなわけではありませんし、仕事にやる気がないわけでもありません。すべては耳に入ってくる言葉が瞬時に理解できないのです。これこそが、聴覚情報処理障害の特徴です。「言っていることがよくは理解できません。」と自分の事情を正直に話をできる人はまだいいでしょう。しかし、そんなことを正直に言えないですよね。それがまた仕事上の生きづらさを感じさせる理由になります。

聴覚情報処理障害に詳しいと思われる耳鼻咽喉科医師とその医療機関


 これがなかなか難しいのですが、おそらく詳しいだろうと思う病院、推薦する医師をあげておきますが、本当に診てもらえるかどうかはわからないので、自分でかくにしてもらったほうがいいでしょう。この先生に診察を受けて、APDと診断してもらったという情報があれば、およせください。追加させていただきます。ここにはあくまでも勝手な推薦なので、自分以外については診察の責任をもてるものではありません。なお、この紹介欄からはずしてもらいた病院、先生は、管理者までご連絡ください。

 

聴覚情報処理障害の人の今後の注意点


 まず、自分にあう仕事、あわない仕事があるのだと認識しましょう。言葉でのコミュニケーションが重要になる仕事、仕事が忙しく聞こえたことを瞬時に判断しなければならない仕事には向きません。例をあげれば、飲食業などで注文を言葉でやりとりするような仕事はうまくいかないでしょう。無線や電話を使うような仕事も向きません。コールセンターなどの仕事はまずだめでしょう。美容師の仕事も向かないと思います。ヘアをセッティングするときに、ドライヤーをかけながらお客さんと会話をしなければなりません。このようなときにドライヤーの音で会話ができなくなってしまうからです。

 では、逆に向いている仕事とはなんでしょうか。パソコンで文章を作ったり、レジを機械的にうつような仕事は向いているでしょう。文章を作ったり、何かものを一人で作るような仕事も向いているでしょう。作家、調理人などはいいかもしれません。

 大切なことは、仕事に就く前に、自分の適性をみきわめ、自分にあった仕事を選ぶことです。十年も働いてからその仕事が自分にあわないと気づいても、なかなか転職は難しいですから。

 

 周囲の協力を求めることも大切です。耳からの情報は入りづらいので、指示は紙に書いてもらうなどの配慮をしてくれると、仕事のトラブルは少なくなるでしょう。障害がある人もない人も一緒に働けるような優しい人間関係、そして時間的な余裕があるところが理想です。自分一人でかかえこまないで、周囲に自分の状況を告白しましょう。

 

 学生の場合には、講義で先生の話をきくような勉強方法は有効ではありません。本を読むなど、目からの情報を中心に入れる勉強方法にしたほうが成績があがりやすいことでしょう。試験勉強はこのようにするべきだというマニュアルもたくさんでているとは思いますが、すべて一般的な話です。自分に適した勉強法を選びましょう。大学などに進むときも、将来の仕事をみすえたほうがいいでしょう。自分がどんな仕事が向いているかを見極めながら、自分の進む学校も決めましょう。